第63回情報リテラシー連続セミナー@東北大学を開催しました

第63回情報リテラシー連続セミナー@東北大学は、新型コロナウイルスの影響により、前回に引き続き、オンライン会議システムZoomを活用しての開催となりました。

 「学校の当たり前を疑う」と題して、某小学校教諭・めがね旦那先生にご講演いただきました。

 めがね旦那先生は,Twitterで独自の教育観に基づくツイートの発信を始め,現在4万人ものフォロワーがいらっしゃいます.『その指導はしない』等の書籍も執筆されている他,noteでも持論を発信されています.voicyでの「めがね旦那の教育ラジオ」は1.8万回の再生回数に上ります.

 今回は,授業,生徒指導,教師の働き方など,多岐にわたるテーマについて,めがね旦那先生の価値観を基にお話しなさいました.まず授業については,授業における教師と子供のコミュニケーションを大切にされており,教師や子供が抱く疑問を即興的に解決していくこともされているそうです.また,学級経営については,例えば係活動について「今のクラスにとってどんなことが必要か?」と投げかけながら,子供たちが自分で必要な活動を見つけていくと教えてくださりました.子供が挑戦することを広く認めていく教師の姿勢を学びました.

 こうしたお話の中で,めがね旦那先生が一貫して大切にされているのは「教師が楽しむ」ということでした.教師が楽しんで学ぶ姿を示すことで,子供たちにもそれが伝播していくという考え方です.さらに,教師が楽しんでいる姿を示すためには,教師が自分の心身を大切にするというお話もありました.教師が本を読む,睡眠時間をしっかりと取るといった余裕がなければ,子供とも日々楽しさを共有することができないのではないかと考えさせられました.

 今回の連続セミナーも前回同様に、Zoomを用いたオンライン会議での講演とブレークアウトルームを駆使したディスカッションが行われました。その後の質疑応答タイムでは,個々に応じた授業の進め方や,教師の働き方,同僚の先生とのつきあい方など多岐にわたっての質問があり,たいへん盛り上がりました.今回はカメラをオンにして参加する方が多く,熱量を感じながら学ぶことができました.

 めがね旦那先生,この度はお忙しい中,貴重なお話をしていただき,ありがとうございました.

 (メディア教育論ゼミOG・遠藤みなみ)

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