システム情報数理学 II

システム情報科学専攻

システム情報数理学 II B02 Mathematical System Analysis II

  • 内藤 貫太 教授 (Prof. Kanta Naito)    
  • 根元 多佳子 准教授 (Assoc. Prof. Takako Nemoto)    
研究キーワード関数推定/多変量解析/機械学習/数理論理学/構成的数学/逆数学

統計科学と数理論理学

(B02-1) 内藤研究室
 内藤研究室では、データから何らかの関数を推定する“関数推定”の領域において、推定方法の開発とその精度評価という研究を行っています。多変量データの解析方法の構築は自然に関数推定の問題と絡み合うことから、“多変量解析”についても研究の蓄積があります。“高次元”データ解析のための方法論の研究も含まれます。アルゴリズム主体の“機械学習”の手法を組み込んだ関数推定方法の開発も行ってきました。これからも、深層学習の手法を取り込んだ新しい関数推定の研究を進める予定です。 


(B02-2) 根元研究室
 数学の定理の証明は「公理」から「論理」を用いて導きます。公理とは証明抜きに真とされる仮定で、例えば群の公理は群とは何であるか規定します。「論理」は何から何を帰結できるかを規定します。例えば「『A ならば B』で、さらに『A』であるとき『B』と帰結してよい」三段論法は論理の規則の一つです。私の研究はおおまかに「どんな公理とどんな論理から何が帰結できるのか」解明することを目ざしています。さらに、解析学や代数学など、通常の数学の定理を証明に必要十分な公理と論理の観点から分類を行っています。