空間計画科学
人間社会情報科学専攻
空間計画科学 C11 Transportation and Geographic Information Science
研究キーワード交通ネットワーク解析、交通ビッグデータ、交通シミュレーション、空間情報科学、空間統計解析
高度な都市・モビリティマネジメントを実現するためのセンサデータ・時空間情報の融合・解析・可視化
本分野は、井料研究室と井上研究室から構成されています。
井料研究室では、道路交通システムにおける観測と、観測データの活用のために必要な数理解析や数値計算に関する各種の研究を行なっています。言うまでもなく、道路インフラは産業や生活に欠かせない重要な公共財です。MaaS(Mobility as a Service)、CV(Connected Vehicle)、自動運転のような先端技術の台頭により、道路インフラの使われ方はこれから大きく変革しようとしています。これらの技術を正しく活用し、道路インフラの潜在能力を最大限に発揮する施策に資する高度な空間計画科学の研究が、学術的にも実務的にもよりいっそう求められています。このために、井料研究室では、例えば、道路交通網上の交通渋滞の数理解析、プローブデータ等の道路交通に関わるビッグデータ解析のための方法論の開発、HPC(High Performance Computer)における高並列計算に対応した交通流シミュレーションの開発といった、理論・観測・計算の3つの側面から各種の研究を行っています。
井上研究室は、時空間情報の解析・共有手法の開発に取り組んでいます。市民が地域の将来像を議論し合理的な意思決定を下す基となる、地域の過去から現在までを記録した詳細かつ膨大なデータが、近年利用できるようになっています。当研究室は、時空間情報の解析手法の開発を通して、「市民がデータを利用した地域の現状分析を基に将来を議論できる環境」を整備し、より良い地域づくりへと貢献したいと考えています。
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関東地方の道路網を対象とした大規模交通流シミュレーション
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不動産価格情報提供サービスの提案