西森秀稔特任教授(客員)が令和3年春の叙勲において紫綬褒章を受章

西森秀稔 特任教授(客員)の2021年度春の紫綬褒章が決定されました。 

 

西森教授は、世界中で研究が加速されており、日本でも研究開発を先進的に取り組んでいる量子コンピューティングのひとつ「量子アニーリング」方式の理論(1998年論文発表・株式会社デンソーの門脇正史氏との共同研究)の提唱者です。
その技術はカナダのD-Wave Systems社の世界初の商用量子コンピューターとして実装され、開発や利用が盛んに進められています。
東北大学では2020年12月1日に量子コンピューティング共同研究講座を設置し、量子アニーリング方式の量子コンピューティングの基礎研究から産業応用に至るまで民間企業を交えて精力的に活動を推進しているところです。
本学としても本研究領域に重点を置いている中での西森教授の受賞は大変喜ばしいことであり、今後の領域の発展に寄与していく所存です。

 

紫綬褒章は、日本の褒章の一つで、学術、芸術、技術開発等の功労者を対象とし、原則として、毎年春(4月29日付)と秋(11月3日付)の年2回、春秋叙勲と同日付けで授与されるものです。