第13回統計科学セミナー(2024年10月7日開催)「BERTopic モデルを利用した震災復興研究:宮城県議会議員は何を発言してきたのか」のご案内

講演概要:

 本研究は、BERTopicモデルを用いて、2011年から2020年までの宮城県議会議員の一般質問を分析した。結果として、復興期間中「災害復興」に焦点を当てた議論が展開され、各トピックが相互に関連し合い、中心的なトピックとしてネットワークを形成していたことが明らかになった。また、災害の影響に基づく地域ごとのトピックの多様性が見られたが、選挙公約では「災害復興」に関する話題は減少していたものの、宮城県議会で10年以上にわたり持続的に議論されていたことが確認された。さらに、本研究は大規模なデータセットに依存していることによる限界を認め、議員の発言背後にある社会政治的なニュアンスを理解するためには質的なアプローチが必要であることを指摘している。

イベント概要

イベント名称 BERTopic モデルを利用した震災復興研究:宮城県議会議員は何を発言してきたのか
日  時

2024年10月7日(月)16:30 ~ 17:30

開催場所

情報科学研究科棟2階大講義室

講 演 者  李 昕翮(東北大学情報科学研究科)
対 象 者 講演に興味のある学内外の方(研究者,学生,その他)
セミナーHP https://www.math.is.tohoku.ac.jp/~arakilab/tohoku/lectures/