第17回統計科学セミナー(2024年11月11日開催)「 世論調査・住民意識調査が抱える課題」のご案内
講演概要:
社会科学分野で用いられている世論調査や住民意識調査は、「選挙の当選者を予測したい」「行政需要を可視化したい」という社会的な要求から市民権を獲得してきました。かつては世論調査や住民意識調査の実施・分析は職人芸的な印象がありましたが、1990年代以降、PCの演算処理能力が向上したこと、社会科学系でも統計学を教える体制が整ってきたことなどの影響で、広く行われるようになっています。また、DBPM(Data Based Policy Making)といった意識変化もあり、政策形成の分野でも利用されるようになっています。
ただ、これらの調査を行うにあたっては実施費用や回収率など様々な課題があり、トラブルが生じた場合もあります。また研究者の間でも若手研究者がなかなか手を出せないという課題もあります。これら現状と課題について、具体的な事例を交えながら解説したいと思います。
イベント概要
イベント名称 | 世論調査・住民意識調査が抱える課題 |
日 時 |
2024年11月11日(月)16:30 ~ 17:30 |
開催場所 | 東北大学大学院情報科学研究科棟2階中講義室 |
講 演 者 | 河村 和徳(東北大学情報科学研究科) |
対 象 者 | 講演に興味のある学内外の方(研究者,学生,その他) |
セミナーHP | https://www.math.is.tohoku.ac.jp/~arakilab/tohoku/lectures/ |