第21回統計科学セミナー(2025年1月14日開催)「 科学研究における「再現性の危機」を考える価」のご案内

講演概要:

 「再現性の危機」とは、多くの科学実験の結果が他の研究者やその実験を行った研究者自身でさえも再現することが難しいという、科学における方法論的な危機のことであり、近年、心理学や医学の領域で活発に議論されています。データの改ざんや捏造は論外ですが、そのような悪意をもった行為が伴わなくても、Questionable
Research Practices(QRPs)と呼ばれる不適切なデータの取り扱いが再現性の危機につながります。今回のトークでは統計データ分析の観点からこの問題に触れるとともに、機械学習に代表されるデータサイエンス領域における結果の再現性についても議論したいと思います。

イベント概要

イベント名称 科学研究における「再現性の危機」を考える
日  時

  2025年1月14日(火)16:30 - 17:30

開催場所 東北大学大学院情報科学研究科棟2階大講義室
講 演 者  和田 裕一(東北大学情報科学研究科)
対 象 者 講演に興味のある学内外の方(研究者,学生,その他)
セミナーHP https://www.math.is.tohoku.ac.jp/~arakilab/tohoku/lectures/