令和2年9月 東北大学大学院情報科学研究科 学位記伝達式 研究科長の祝辞を掲載いたしました
令和2年9月 東北大学大学院情報科学研究科 学位記伝達式
祝 辞
今日、学位記伝達式を迎えられた、博士課程前期2年の課程13名、博士課程後期3年の課程6名の皆さん、修了おめでとうございます。
春先から、世界中で始まった新型コロナウィルスの感染拡大の影響は、本研究科で学ぶ皆さんの生活も直撃したことと思います。本研究科も社会の一員として、感染拡大防止に取り組んでまいりましたが、一方で、学位論文取りまとめの最終段階で研究活動の制約を受けた皆さんの困難を思うにつけ、本日、無事に課程を終えられて本研究科を巣立っていかれる皆さんに大いに敬意を表するものです。
皆さんは修了されてから、今後、様々な形で実世界の課題に取組んでいかれることでしょう。そこでは様々な知識やスキルや仲間や能力が必要とされるはずです。この研究科は学際性をポリシーに掲げていることを思い出してください。ものの見方の多様性を許容して、そこに相互作用を起こすことこそが創造の源泉であるという考え方です。実世界の問題解決のために、データ科学のもつ学際性は不可欠となることでしょう。
この研究科で学んだ皆さんが、学際性を背景として、自分の役割を見出し、必要とされる人材となり活躍されることを願っています。また、これからは同窓生として、本研究科とも末永くお付き合いください。ホームカミングはいつでも歓迎します。
本日は誠におめでとうございます。ではまた。いつかどこかで会いましょう。
令和2年9月25日
情報科学研究科長
尾畑 伸明