本学の学生が量子アニーリング技術を使い、 株式会社高速のマスコットキャラクターのモザイクアートを作成し、同社を訪問しました

高速は仙台に本社を置く国内シェアNo.1の食品梱包資材専門商社であり、東北大学発のスタートアップである株式会社シグマアイ(代表:情報基礎科学専攻 大関真之教授)と共に、量子アニーリング技術を使った同社物流倉庫内の資材配置最適化の実証実験を行っています。

 

2023年10月に仙台市内で行われた商業イベントへ同社が出展するに際し、本学の学生でありシグマアイの社員でもある丸山(大関研究室 博士課程後期3年)と原(工学部電気情報物理工学科 4年)が、Phosaiqを用いてチータくんのモザイクアートを作成し、同社へ贈呈しました。
Phosaiq(フォザイク)は量子アニーリングを使ったモザイクアートを作成するアプリケーションであり、東北大学の量子アニーリングコンテストで優勝しました。

 

チータくんのモザイクアートは、イベント期間中は高速のブース内に展示され、イベント終了後は同社本社の入り口に飾られています。
今回、高速本社に飾られているチータくんのモザイクアートを拝見するため、丸山、原のPhosaiqチームと、
シグマアイでアルバイトとして同社の実証実験を担当している鹿内(田中研究室 修士課程1年)の3名が同社本社を12月28日に訪問してきました。

 

訪問した際には、同社取締役の三田村様にお会いし、三田村様からモザイクアートの感想や、今後の展開についてお話をお伺いました。
「出来栄えがとてもかっこよく、最初もらったときに驚きました。
当社の社員やイベント来場者の反応も良く、会社をアピールするために役立っています。
普段は1階に飾ってあり、商談の中で話題の最初としてモザイクアートの話が出ることがあります。
これからも当社・チータくんが出演するイベントなど色々なところに、旅していくことになるかなと思います。シグマアイとは倉庫だけでなく、他の問題にも取り組んでいきたいなと思っています。
量子技術を使って何ができるかを試しながら、何かヒットするものを作りたいです。
また、当社がメーカーと東北大学の素材研究等の技術をつなげたり、知財を確保し自社の製品を作りたいと考えているため、そういった部分で東北大学と連携できないか考えています。」

 

最後にはチータくん、三田村様と東北大学Phosaiqチーム、シグマアイ担当者とで記念写真を撮影しました。