第91回情報科学談話会のお知らせ(2024年7月4日開催) 西田 雄気助教「スマートコントラクトの形式検証とその実情」・大森 仁准教授「矛盾は常に悪か?」

 
日時 2024年7月4日(木) 15:00~17:00
場所 情報科学研究科棟2F中講義室
※対面とGoogle Meetによるハイブリッド開催
話題提供者 西田 雄気助教
大森 仁准教授
提供者所属 西田 雄気助教:情報基礎科学専攻 ソフトウェア科学講座 ソフトウェア基礎科学
大森 仁准教授:人間社会情報科学専攻 人間情報学講座 論理分析学
話題 西田 雄気助教:「スマートコントラクトの形式検証とその実情」
大森 仁准教授:「矛盾は常に悪か?」
概要 概要:イーサリアムに代表される近年のブロックチェーンプラットフォームでは通貨の送金に伴ってプログラムを実行する機能が備わっており,こうしたプログラムのことをスマートコントラクトと呼んでいます.形式検証はプログラムの正しさを「証明」することで保証する手法の一つですが,スマートコントラクトにおいてはその公開性や扱うデータの資産価値などの要因から,比較的多くの場面で形式検証が行われています.今回は主な話題として,我々が開発したスマートコントラクト用の自動検証器の紹介と,形式検証を実際に行う際の現在の課題についてお話ししようと思います.
( 西田 雄気助教)


概要:西洋の学問の伝統においては、矛盾は常に避けるべきものという立場が主流であり、堅持されてきました。その一つの原点はアリストテレスによる無矛盾律あるいは矛盾律として知られている原理にあると考えられています。これに対して、哲学や数学の基礎におけるパラドックスを一つの動機として、無矛盾律を仮定しない立場が研究されています。本講演では、特に論理学・哲学における無矛盾律を仮定しない立場を可能な限り平易に紹介したいと思います。
(大森 仁准教授)

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