第66回情報科学談話会のお知らせ(2016年9月29日開催) 塩入 諭 教授「注意ってなに?」・和田 裕一 准教授「マンガの読みの認知科学」

 
日時 2016年9月29日(木) 16:30~18:30
場所 情報科学研究科棟2階・大講義室
話題提供者 塩入 諭 教授
和田 裕一 准教授
提供者所属 塩入 教授:システム情報科学専攻 高次視覚情報学講座
和田 准教授:人間社会情報科学専攻 人間情報学講座 認知心理情報学分野
話題 塩入 教授「注意ってなに?」
和田 准教授「マンガの読みの認知科学」
概要 注意を向けるというのがどういうことか、自覚的にわからないという人は少ないでしょう。しかし、注意を向けている時になにをしているかを上手く説明することはなかなか難しいと思います。注意を向けた事による、知覚、認識の変化や注意に関連する脳活動を測定することで、注意がなんであるかの研究が進んでいます。注意をどうやって計るか、計った結果なにがわかるかについて、我々の研究室の最近の成果を中心に紹介したいと思います。(塩入 教授)

マンガは線画に文字や音韻情報が複合した表現メディアであり、コマの並置によりシーンの時空間的な連続性と事象の変化をダイナミックに表現しています。マンガに含まれる多様な情報を読み手がどのように認識し統合しているのかを明らかにすることは、ヒトの高次の認知機構のあり様を探るうえで有用な示唆を与えてくれます。本発表では認知科学的な視点からマンガの読みの特徴を検討した我々の取り組みを紹介したいと思います。(和田 准教授)
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