東北大学大学院 情報科学研究科

'みなもと'を探る。'あらわれ'を読み解く。

駅や公園、教室などで座る席を選ぶことは日常的な行動の一つです。でも「なぜそこに座ったのか?」と問われたら、あなたはその行動を明快に説明できるでしょうか。理由は一つではないかもしれませんし、特に理由なく選んでいることも多いでしょう。実際、私たちの行動にはとても多くの要素が関係しており、そこには人類共通の普遍的な理由も、ある人に特有の理由もあるはずです。そこで、今回の情報科学研究科シンポジウムでは、「情報科学」の視点から「行動の因果」を解き明かしたい。行動の"みなもと"を探り、行動の"あらわれ"を読み解くことで、自分の行動をどのように理解できるのか。本シンポジウムに参加して、私たちの日々の行動に潜む自分らしさを、一緒に考えてみませんか。

PROGRAM

2017年2月18日(土)

12:30 開場
13:00 開会の挨拶
13:10〜14:25
講演1

自分らしさを構成するゲノム
ゲノム科学の視点から
木下賢吾 教授
(応用情報科学専攻 応用生命情報学)

講演2

ストレスと行動の接点を探る
神経科学の視点から
井樋慶一 教授
(システム情報科学専攻 生体システム情報学)

講演3

生物行動のシステム科学
システム科学の視点から
橋本浩一 教授
(システム情報科学専攻 知能ロボティクス学)

14:35〜15:50
講演4

親離れ子離れの数学
行動生態学の視点から
瀬野裕美 教授
(情報基礎科学専攻 情報基礎数理学)

講演5

漫画の読みの視線行動
認知心理学の視点から
和田裕一 准教授
(人間社会情報科学専攻 人間情報学)

講演6

SF映画「The Matrix」の世界は来るのか
BMIの視点から
片山統裕 准教授
(応用情報科学専攻 応用生命情報学)

16:00〜17:00

パネルディスカッション「自分らしさとは?」
モデレータ:長野明子 准教授(人間社会情報科学専攻 人間情報学)

17:00 閉会

会場の都合上、事前登録をお願いします。当日の参加も可能ですが、席の準備が出来ない場合はご了承ください。